住友金属鉱山株式会社100%出資のグループ会社

昭和50年代の国富事業所と羊蹄山

住鉱国富電子株式会社は地域発展とともに
採掘・製錬事業から最先端の電子部品の製造へ

北海道岩内郡共和町、昭和初期に栄えた国富鉱山。かつては製錬所も操業していましたが、資源枯渇から採掘と製錬は中止。製錬所だった拠点が電子部品材料の製造工場へ新たな一歩を踏み出しました。2009年、住友金属鉱山の会社分割によって住鉱国富電子株式会社が誕生し、1,222ha(札幌ドーム221個分)の広大な土地でタンタル酸リチウムやサマリウム鉄窒素を始めとした高品質な製品を提供しています。環境を配慮した最先端の製品の製造を通じ、高度化する無線通信社会の発展と低炭素社会の実現を目指します。

事業活動を通じ地域とともに未来を切り開く

※住友金属鉱山の磁石材料製品(WellmaxⓇ)は、サマリウム鉄窒素(SmFeN)磁石粉とそのボンド磁石用コンパウンドで、住鉱国富電子で一貫製造しています。

継続的に地域と社会に貢献できる
住鉱国富電子の製品と技術力

私たちは、住友金属鉱山株式会社国富事業所時代の1974年にゲルマニウムの製造を開始して以来、各種結晶を製造し多くのノウハウを蓄積しています。また世界でも数少ないSmFeN希土類製造メーカーであり、ユニークな還元拡散工程によるSmFe合金製造技術で、コスト競争力の高い製品を提供しています。長きにわたり培われた技術は、将来を見据え熟練技術者から若手従業員へと技術伝承を徹底しています。